今回は私がノルウェー語の勉強を始めてから今まで使った教材をご紹介します。
ノルウェー語に限らず、語学の勉強をするなら文法書はぶっちゃけそんなに数多くこなす必要はありません。
なぜなら数多く教科書をこなすより、1冊をやり切った方が達成感もあるし、復習もしやすいからです。
この記事では、私が本格的に勉強を始めた8月から使ってきた教科書をご紹介いたします。
初心者向け(A0-A2)なので、これからノルウェー語を勉強してみたいという方はぜひ参考にしてください。
おすすめのノルウェー語参考書2選
基礎から本格的に学べる『Mystery of Nils』
私が現在メインで使っている教科書がこちら。
完全基礎からなので全くのノルウェー語初心者でも取り組めます。
この本さえやっておけば、あとはスピーキングにフォーカスしてノルウェー語ペラペラへの最短距離がつかめます。
Mystery of Nilsをオススメする人
・物語を楽しみながら、実用的な単語やフレーズを学びたい人
・英語が分かる人
・豊富な練習問題を使ってアウトプットを全力でしていきたい人
Nilsという人形が主人公となって、人間の世界を駆け巡る物語になっています。
実践的な単語やフレーズが速攻学べるので、よくある「こんなフレーズどこで使うの?」といったことがありません。
本書は英語で書かれているものですが、難しく書かれていないし中学生レベルの英語がわかれば大丈夫。
さらに専用のウェブサイトでオーディオを聞けたり練習問題に取り組めたりできます。
・音読練習
・単語
・文法
がしっかりできます。
解説も、文字で書いているのにフレンドリーかつ学習者の悩みを共感している前提で書かれているのであまり堅苦しい感じではありません。
楽しく基礎から学べるので、1冊持っておいて損はないと思います。
日本語でざっくり学びたいなら『ニューエクスプレスノルウェー語』
言わずもがな有名なニューエクスプレスシリーズ。
私はオランダ語を学び始めた時もこちらから入りました。
ノルウェー語も、一体どんな言葉なんだろうと興味を持った時にひとまずKindleで購入しました。
ニューエクスプレスノルウェー語をオススメする人
・重要な点をざっくり理解したい人
・旅行や短期滞在のためノルウェー語に触れてみたい人
・とりあえずノルウェー語に触れてみたい初心者
著者の青木順子さんはノルウェー語の先生やノルウェーに関する本を多く出版していらっしゃる方で、解説も独特の(?)クスッと笑っちゃうような言い回しで書かれています。
全部で20セクションあり、巻末には単語リストがアルファベット順で掲載されています。
1冊にぎゅっと詰め込まれていて、一通り学ぶのには十分です。
難点を挙げるとすれば、詰め込まれているからこそあまり細かいところまで分からなかったり、学習者を置いてけぼりにしてしまっているところが多々あるところですね。
なので私は途中から上記でご紹介した”Mystery of Nils“に乗り換えましたが、ニューエクスプレスは日本語で書かれている分、ざっと復習したり「これ、なんだっけ?」というところを復習する用途で活用しています。
ニューエクスプレスを1冊終えてから2週目、3週目と学習していくのもいいでしょう。
いずれにせよ、日本語で解説されたノルウェー語の教科書は少なかったり古かったりやたら難しかったりするので、
「ノルウェー語がどういうものなのか知りたい」と思っている方にはいい本だと思います。
その他ノルウェー語学習が持っておきたい参考書
テーマで学ぶノルウェー語
こちらも青木順子さん著書。
2024年1月に発売された新書です。
テーマで学ぶノルウェー語をオススメする人
・すでに少しだけノルウェー語を知っている人
・ノルウェー語の文化を学びながらノルウェー語も勉強していきたい人
・会話だけでなく長文読解にも挑戦したい人
こちらはどちらかというと初級〜中級者向けです。
とはいえ文法の説明は基礎から載っているので、ゼロからノルウェー語を学ぶ人でも使えます。
もちろんオーディオもついているので、少し長めの文章でも聞いたりシャドーイングしながらの学習が可能。
ノルウェーの文化についてもコラムで紹介されているので、これからノルウェーに住む人や留学する人は1冊持っておくことをお勧めします。
ノルウェー語のしくみ
こちらは教科書というより、コラム的な感じで読める本です。
ノルウェー語についてわかりやすく(面白く)記されています。
ノルウェー語のしくみをオススメする人
・「勉強!」というよりノルウェー語についてコラム的に読みたい人
・隙間時間で手軽にノルウェー語の知識をインプットしたい人
・作者の笑いを交えた文章で楽しみながら学習したい人
この本では文法についても触れられていますが、体系的にまとめられているというよりも、コラムのように書かれています。
がっつり勉強するというよりはコーヒー片手に「ふーん、そうなんだ。」くらいで読むのがちょうどいいでしょう。
著者・青木さんの文章がたまにクスッとしちゃうほど面白いですよ。
後半になると文法も複雑になってきているので理解しにくいのですが、あくまでも「へー」程度でページをめくっていける本です。
そもそもこの本のコンセプトがそんな感じなので、勉強するというよりもっと手軽にノルウェー語に触れたいという方にはおすすめです。
基本的な文法を押さえたあとはスピーキングの練習をしよう
以上、私が使っている初心者におすすめの教材のご紹介でした。
日本語でノルウェー語を学べる教材は正直あまり多くありませんが、英語で書かれたものでも初級程度の英語がわかれば読み進んでいけます。
参考に、私が英語を勉強した時に使った本はこちら。
「腰を据えて文法を勉強するのは無理!」という方もご安心ください。
語学は話せてなんぼですし、机の上だけで語学勉強が成り立たないのは当たり前です。
私はリスニングとスピーキングを強化するために、Norwegian Class 101.comとMemrise
というサイトを使っています。
こちらの記事にノルウェー語学習アプリについて詳しく書いているので、ぜひ読んでみてください。
また、Norwegian Class101.comについてはこちらでレビュー記事を書いています。
いろんなツールを駆使して、楽しく言語を学習していきましょう!