日本から遠く離れたノルウェー。
ノルウェー人はどんな国民性なのか気になった経験がある人もいるのではないでしょうか。
ヨーロッパの北に位置するノルウェーですが、実は日本人と少し似た性格を持っています。
この記事では、ノルウェー人の特徴と日本人との共通点をご紹介しています。
オランダで4年過ごした後、ノルウェーで2ヶ月過ごした私が発見したことを書いているのでリアルなノルウェー人の特徴がわかるはず。
ちなみにノルウェー人というと主語が大きいですが、いわゆる代表的に挙げられる国民性を紹介しています。
ノルウェーが気になる方・ノルウェー人の友人や恋人がいる方はぜひ最後まで読んでみてください。
ノルウェー人の特徴5選
ノルウェー人は実際どんな国民性があるのでしょうか。
ノルウェーに2ヶ月間住んでいた私が、ノルウェー人の特徴を5つご紹介します。
優しい
「ノルウェー人はどんな人?」と聞かれた場合、私は真っ先に
ノルウェー人は優しい!!
と答えています。
これはノルウェーの人にだけではなく、誰に聞かれてもそう答えています。
優しい! と思ったエピソードもありますよ
ノルウェーにいた時、ショッピングモールでトイレに行きました。
するとちょうど入れ違いでトイレから出てきた人が、ドアを開けて待ってくれたんです!
そこで「お先にどうぞ」とも何とも言わずにただドアを開けてニコニコしてくれたのがまたノルウェー人らしい。
しかもそれも1回だけでなく、2回はありました。
そのころはノルウェーに行って間も無い頃だったのもあり、優しくしてくれたことが今でも心に残っています。
恥ずかしがりやさん(シャイ)
ノルウェー人はシャイな国民性があることでも有名です。
そもそもシャイとは、英語だと”恥ずかしがりの、内気な、人見知りする”といった意味があります。
私が初めてノルウェーでお買い物をした時も、店員さんが終始一言も話してくれないことがありました。
変なことを言っちゃたのかとドキッとしました
彼のお母さんへプレゼントを買ったのでその包装を頼みたいと伝えたのですが、OKとも何とも言わずに黙々と包装してくれました。
その時一緒にいたパートナー曰く、ノルウェー人はシャイで、英語を話すのも恥ずかしい人がいるのだとか。
もちろん、日本でそうあるように、ノルウェーでは一概にみんなシャイといわけでもありません。
割合的にシャイな人が多い、といった感じです。
いずれにしても日本とよく似た雰囲気はあります。
パーソナルスペースがある
ノルウェー人はそれぞれ、パーソナルスペースがしっかり確保されています。
パーソナルスペースは「密接距離」とも呼ばれていて、それ以上内側に入ってこられると不快に感じる境界線のことを指します。
ノルウェー人は個人が快適に感じるパーソナルスペースをしっかり持っているので、落ち着いている人が多い印象。
お互いの距離感を認識しているため逆にこちら側にもむやみに入ってくることはあまりありません。
性格が冷たいなどではなく、個人個人のスペースを大事にしている印象です。
ノルウェーで過ごしていても、日本で過ごしている感覚と近いものを感じました。
天気に敏感
ノルウェーは冬が長いです。
冬のシーズンはだいたい、10月から5月ごろまで。
そしてその期間は、雨や雪といった天気が多いのです。
冬は日照時間も短いので暗いです・・・。
冬でも晴れの日がある日本ではあまり考えられませんが、ノルウェーでは太陽がなく寒いというのがデフォルト。
家の中でぬくぬくと過ごす意味の”hygge”(ヒュッゲ)という単語もあります。
反対に、夏はそんな貴重な太陽の光を楽しむ人がたくさんいます。
暖かくて太陽の日差しが気持ちいい日は、ベランダや庭で日光浴を楽しんで来る人も見かけました。
シーズンによって天気がガラリと変わるノルウェーでは、天気によって過ごし方も変わるくらい、天気に敏感な人が多いのです。
ノルウェー人はお酒が好き
ノルウェーはお酒が好きな人が多いです。
基本的には18歳から、種類によっては20歳からお酒が買えます。
しかしお酒が買える時間は限られていて、スーパーだと20:00までしか買えません。
土曜日は18:00まで、日曜日は販売されていません
さらにスーパーではビールしか売られていないのです。
その他のお酒やアルコール度数の高いものは専門のリカーショップでしか購入できないようになっています。
しかしバーやクラブではいつでもお酒を楽しむことができます。
普段はシャイですが、日本人のようにお酒を飲んでテンションを上げる人もいるのだとか。
週末は外でワイワイしてるノルウェー人も多いです。
日本人と相性はいい?
シャイでパーソナルスペースもしっかりあるノルウェー人と日本人は相性がいいのでしょうか?
ノルウェー人と日本人の共通点をご紹介します。
日本人もパーソナルスペースはしっかり持っている
私たち日本人も、世界的に見るとパーソナルスペースはそれぞれしっかり持っている方です。
例えフレンドリーであっても、個人のボーダーラインはしっかり踏まえている。
そういったあたりはノルウェー人に共通しているところでしょう。
こう見ると日本人とノルウェー人はなかなか距離を縮めにくいように聞こえますが、
似たもの同士だからこそ仲良くなりやすい傾向にあります。
ノルウェー人も日本人も基本シャイ
シャイというところも、ノルウェー人と日本人に共通した部分ですね。
一般的には「恥ずかしがりの、内気な、 人見知りする」といった意味の”シャイ”という言葉。
しかしどうやら国によって定義は違うみたいです。
私は4年間オランダで住んでいました。
例えば何でも正直に言って誰にでもオープンなオランダでは、「シャイでも何でもない、普通」にしている日本人はシャイだと思われるみたいです。
2ヶ月間ノルウェーに住んでいた私としては、ノルウェー人も日本人も同じくらいのテンションと距離感があると思っています。
そういった意味で、ノルウェー人と日本人は相性はいいと言えます。
ノルウェー人の時間の過ごし方
では、ノルウェー人とはどんな方法で仲良くなれるのでしょうか。
仲良くなるためには、彼らの時間の過ごし方を知っておくといいです。
ノルウェー人と同じような時間感覚を持つことにより、より波長を合わせていけるでしょう。
平日夕方からはプライベートの時間
ノルウェーでは一般的に、仕事が15:00か16:00に終わります。
15:00ごろになると、道路は帰宅ラッシュの車でいっぱいです・・・
めちゃくちゃ早い。
その代わり、朝は早くて7:00から仕事を始める企業もあります。
仕事をさっさと片付けて夕方はプライベートな時間に充てるというのがノルウェーでは普通です。
こうなると、「忙しいからデートはまた今度ね」と断られることは少なそうですね。
ノルウェー人の友達や恋人とは平日の夕方からでも、交流を深めるチャンスはあります。
土曜日はカフェやショッピングモールを楽しむ
土曜日はお店もカフェも空いているので、外出して休日を楽しむ人が多いみたいです。
本屋さんも充実していて、特にカフェではよく読書をしている人を多く見かけました。
休日だからといってお店が閉まる時間は早いということもなく、朝から閉店時間まで、カフェやショッピングモールで時間を過ごす人もノルウェーでは多いです。
あとは、ジムやプールで汗を流している人も結構いますね。
先ほど述べた通り、ノルウェー人はお酒が好きな人が多いです。
土曜の夜はバーで集まるのも、よく見られる光景です。
日曜日は静かに過ごす
ノルウェーでは、スーパーもカフェも日曜日はお休みです。
スーパーは空いているところはありますが、規模は縮小されているし、空いているスーパーを見つける方が難しかったりします。
スーパーですら開いていない日曜日は、ノルウェー人は家でまったり過ごしたり、ハイキングへ出かけたりする人が多いよう。
ご存知の通り、ノルウェーは自然が豊富なので、温かい日は緑や散歩を楽しむ人が多いです。
しかし冬は外に出るのも億劫になるくらいなので、家の中でコーヒーを飲みながらリラックスしていたりします。
いずれにしても、ノルウェーでは時間の流れがゆっくりに感じます。
こういった「ゆったり過ごす」というのも忙しい日々を送る日本人には必要なことでしょう。
まとめ
ノルウェー人は比較的優しくて恥ずかしがり屋な人が多いですが、それは日本人にも通ずることですね。
シャイな人同士距離を縮めるのは簡単ではないかもしれませんが、一度打ち解けたらすぐに仲良くなれるでしょう。
ー人の国民性を踏まえて、ぜひ交流を深めていってください。
内向的性格でも海外で楽しく過ごせるか不安な方はこちらの記事も参考にしてください。
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