国際恋愛でネックになりがちなのが、”コミュニケーションが取りにくい”、つまり言葉の壁ですよね。
相手が英語ネイティブでこちらもネイティブ並みに喋れるのならまだしも、
お互い英語が第二言語だったり、こちらの語学力が不足している場合、どうしても意思疎通がしっかりとできない場面が出てきます。
さらにアイデンティティ（自我）が行方不明になってしまうこともしばしば。
恋愛しているとはいえ、だんだんと会話が少なくなってきているカップルもいるのでは？
片思いの人も、会話が続かなくて悩んでいる人も多いはずです。
今回は、悩みについて国際恋愛歴5年目（今の人と付き合ってからは1年半）の私が、解決策についてご紹介いたします。
創造が好きなノルウェー在住ブロガー。
ブログ3つ運営しながらノルウェー語を勉強しています。
noteには日常を書き殴っています。
https://note.com/shizuka_norway
国際恋愛での会話の少なさの原因とは
「想いが通じ合っているから大丈夫！」と思う気持ちもわかります。
確かに1番大事なのは心が通じ合っているかどうか。
でも、実際に言葉での交流がないと、深い話ができませんよね。
もう少し、国際恋愛において会話が少なくなってしまう原因について深掘りしてみます。
国際恋愛での会話が少ない原因①言葉の壁が大きすぎる
やはり冒頭で述べた通り、言葉の壁は大きいでしょう。
そもそも、相手と仲良くなり始めた理由は「話していて楽しいから」という方もいると思います。
恋愛にまで発展するくらいなので、英語やパートナーの母国語をしっかり勉強して話せる人も多いはず。
しかし付き合いが深まってくるとお互いの家族の話や、例えばテレビを見ながらお互いの国の真剣な話などもしますよね。
そういったかなり深い話をするには、やはり言葉の壁が問題になってきます。
全く言葉が話せないわけでなくとも、細かいニュアンスや自分の想いを誤解なく伝えるのはかなり難しいです。
語学初心者だと、そもそも言いたい単語やフレーズが出てこなくて会話に詰まっちゃったり、間違えることを恐れてあまり話せなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。
ブラウン特に内向的な人に当てはまるかもです。
そういうことが重なると、自然と会話も減ってきてしまう要因にもなります。
私の場合、オランダへ行ったすぐの頃に知り合った男の子といい雰囲気になったのですが、最終的に「スパークが感じられない」といった理由で振られてしまいました。
つまり、デート期間から彼氏彼女という関係へ昇格ができなかったのです。
その理由を聞いてみると、言葉でのコミュニケーションが難しかったからとのこと。
つまり私の英語力が低すぎたということです。
ブラウン今思い出しても悔しい・・・
確かに思い返してみると、相手が話してくれたことに私も上手く返せなかったり、わからない単語が多すぎて知ったかぶりをしてしまったり、彼のルームメイトと出会っても3人で上手く会話ができなかったりしました。
上辺だけでなくいろんなトピックを話し合いできるくらいでないと、深い関係性は築けないのです。
国際恋愛での会話が少ない原因②文化の違いも大きな壁になっている
文化の違いも国際恋愛においては大きな壁になりかねません。
最初はお互いを知る上で受け入れていけるかもしれませんが、中には許せないことも出てきたりします。
例えば、日本は玄関で靴を脱ぐに対してアメリカなんかは靴を履いたまま部屋に入りますよね。
ノルウェー人である私のパートナーは玄関で靴を脱いでいますが、忘れ物をして家に戻ってきた時は気にせず土足で家の中を歩いたりもします・・
あとは、バターを常に出しっぱなしにしていたり（笑）
ここだけは譲れない！といったことはしっかり相手に伝えることが大事です。
相手に理解してもらえないこともあるかもしれません。
しかしそういった細かいこともしっかいコミュニケーションをとって解決していくことが、会話を減らさないことにつながっていきます。
こちらがイライラしっぱなしだと相手も自分も嫌気がさしてきて、会話が減っていくかもしれません。
文化の違いに違和感があっても、都度コミュニケーションをとって話し合っていくことがポイントです。
国際恋愛での会話が少ない原因②価値観が違う
価値観は同じ日本人同士でも違ったりするので国際恋愛に限った話ではないかもしれません。
価値観が違うのは仕方がないとして、とにかく自分の気持ちや考え方を相手に伝えることは付き合いを続けていく上でとても重要です。
しかし言葉の壁があったり文化の違いもあったりするので、一言で理解してもらえるのも難しいでしょう。
私とノルウェー人パートナーの間ではこんなことがありました。
ある日、自身の両親に車を借りた彼が両親へ車へ返そうと実家に行く時、私も一緒に来るかと聞いてきました。
しかし私はその日はやってしまいたい事があったのと、車を返すくらいなら1人で行けばいいのではと思い、
「やりたいことがあるから家にいる」と伝えました。
すると彼からは「君は僕の両親が嫌いなの？」という返事が。
そんな大袈裟なことになると思っていなかったので、「そんなことない。やることがある。それに車を返すくらいなら私が行く必要はない」と言いました。
それに対して彼はさらに「行く必要がないってどういうこと？」と、場が凍りつくようなシリアスな雰囲気で聞き返してきました。
結局、私は自分の気持ちを意見をはっきり解説して、彼は納得して1人で出かけました。
私自身は、なんでもなかった質問に答えただけでそんなにシリアスな展開になると思っていなかったのでびっくりしました。
これも、「家族のもとへ行くなら一緒に」といった彼の価値観と、「車を返すくらいに私は行く必要ない」といった私の価値観の違いが生んだ話だと思います。
どっちが正しいとかはないと思いますが、こういった自分の予期しない方向に話が展開していくことも国際恋愛ではありうるのです。
そんな時のために自分の意見を伝えられるよう普段から語学学習はしておいた方がいいかもしれませんね。
言葉の壁を克服する方法3選
ここからは、そんな言葉の壁を克服する方法を3つご紹介いたします。
基礎の語学力習得
まず語学学習は欠かせないことの1つです。
特に、リスニングはとっても重要です。
例えばスピーキングが微妙だとしても、相手の言ってることや意思がわかれば、こちらはボディランゲージを使うなり翻訳アプリを使うなどして伝えることができるからです。
しかし相手の言ってることが分からず何回も聞き返したり意味を尋ねたりすると、さすがに相手も疲れてしまい、
「この人とはあまり話したくないな」と思われる可能性が大きいです。
コミュニケーションを高めるには、何よりも”リスニング”と”スピーキング”を優先して高められるようにしましょう。
適切な質問の仕方：外国人との関係構築に必要なスキル
相手の国によっては、タブーな質問だったり、日本ではどうってことない話題でも相手にとっては不快に思われることもあります。
特に政治関係や戦争の話はかなりセンシティブです。
あとは性別や年齢、職業も日本では普通に聞いてしまいがちですが、特に年齢について議論することが少ない西洋ではそれらの質問をするのは奇妙に思われるかもしれません。
関係性によりますが、基本的には個人情報な話やセンシティブな話は避けた方が無難でしょう。
母国語についてお互いに理解し合う
日本語と、例えば英語だと意味が違ったりする場合があります。
例えば、”お疲れ様”という日本語は、相手を労う意味がありますね。
しかし、英語だと”God job”や”Well done”という言い方が当てはまります。
これは直訳すると「よくやった」という意味です。
このように、日本語と他の国の言葉では、お互いに置き換えられないフレーズや単語がたくさんあります。
相手に誤解をまねないようにすることが大事です。
万が一言葉の違いで相手を不快にさせたとしても、
「日本語だとこういう意味でこういうふうに言うんだ」と伝えられたら、お互いに理解も深まるでしょう。
逆に、相手にも日本を理解してもらえるチャンスです。
こちらの文化や言葉を紹介すると、相手も興味を持ってもらえるはずです。
お互いに自分の言葉を押し付けず、理解し合える。そしてそんな方をパートナーにできると、国際恋愛も豊かなものになりますね。
国際恋愛では言語力が必須な理由
恋愛は、会話だけが全てではありませんが、言語力を非常に重要です。
コミュニケーションが取れないと、誤解を招いたりして、喧嘩や別れの原因になりかねないからです。
だからこそコミュニケーションを増やし、理解し合うことが大事。
言語力を高める方法にはどういったものがあるのでしょうか。
英語やその他の言語力を高める方法
語学勉強といっても、やり方は様々です。
しかし友達や恋人、片想い中の人とのコミュニケーション力を高めたいのなら、やっぱりアウトプットが重要になってきますね。
スピーキングの練習だけでなく、人としてのコミュニケーション力を向上させるためにも、私はオンライン英会話をよく使っていました。
レアジョブは講師の質が高いので、正確な英語力の向上が期待できます。
英語以外だとitalkiがおすすめです。
もちろん英語もありますが、スペイン語をはじめとする外国語約130ヶ国語に対応しています。
私はイギリス英語をIELTS専門の先生に教えてもらいたかったので、italkiを活用していました。
現在はノルウェー語レッスンでitalkiを愛用中。
サイト自体が近いやすく、困ったことがあれば運営に質問するとすぐに返事が返ってきます。
英語以外の言語をしっかり学んでコミュ力を高めたい人におすすめです！
国際恋愛の恋人や片想い相手との意思疎通を目指そう
言語は勉強し始めたからといってすぐに進歩していくものではありません。
だからこそ、相手には「あなたとしっかりコミュニケーションを取ろうとしている」ということを分かってもらえるのが1番です。
自分の語学力が発展途上なことを理解してもらえた上で、お互いに尊重し合えると素敵です。
本当は「心配しなくても君は上手く話せているよ」と言ってくれる人と出会えたら1番嬉しいですよね。
とはいえ、外国語を話していても自分のアイデンティティを保ちながら相手に本当の自分を愛してもらうためにも、
語学力を鍛えていきましょう。
あとは、普段から自分の気持ちを相手に伝えていくことも重要です。
日本人は恥ずかしがり屋かつ本音を言わない国民性があります。
「察してもらおう」という考えは外国人相手には通じないと思っておきましょう。
語学に不安がある方は最初から素直に自信がないことを伝えると、分かってくれると思いますし、
分かってくれない人はそれまでの縁だったということです。
実際、私と現在のパートナーは英語で話していて、英語力も差がありますが、
彼は私を尊重してくれていますしそれが態度でも言葉でも伝わってきます。
もちろん、ノルウェー語を勉強していることも、語学には成長に時間がかかることも知ってくれています。
逆に、彼は日本語ではどういうのかなどをたまに質問してくれることも。
しぃちゃんパートナーがこちらの言語に興味を持ってくれるのは嬉しいですよね。
そうやってお互いの国と言葉と文化を尊重してくれているからこそ、1年半経った今でもせなお付き合いが続いているのだと思います。
言葉の壁ゆえ会話が減ってきたりコミュニケーションが取れていない方は、まずは正直に自分の気持ちを話すことが重要です。
まとめ：言語力を向上させてパートナーとの距離をさらに縮めよう
国際恋愛にはいろんな壁がありますが、言葉と文化が違う国の人同士のお付き合いとなるので、もちろんスムーズにいかないことはあります。
だからこそ、お互いに理解し合っていくことが大事で、それによりさらに愛も深まっていきます。
語学学習を進めていくと、国際恋愛で会話が少ない・・と悩むことも少なくなるはず。
自分の意見や知識も相手と交換できることが、さらに心の繋がりを深いものにしていくでしょう。
