私は2023年8月から9月末の2ヶ月間、ノルウェーで滞在していました。
その時はオランダからの学生ビザの残りでシェンゲン協定加盟国であるノルウェーに滞在していたので、働かず、ひたすら家で日本語教育能力検定試験の勉強や、ノルウェー語の勉強、そしてブログをやっていました。
2ヶ月間という短期間ではありますが、ノルウェーで滞在して発見したことを今回の記事にまとめます。
良かった・悪かったと称して、『気に入った点・気に入らなかった点』を正直にご紹介しています。
もしあなたがこれからノルウェーへ行きたい・住みたいと考えているならこの記事を読みつつ自分が現地に行った時のことを思い浮かべてみてください。
ノルウェーへ実際に行った時のことが想像しやすいと思います。
これからノルウェーに行こうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
ノルウェーに2ヶ月間住んでみた感想
ノルウェーに2ヶ月間住んでみた正直な感想は、「結構暮らしやすい」でした。
私は都市部ではなく、トロンハイムという街に住んでいました。
暮らしやすかったのはそうなのですが、アジアの食材が手に入らない、電車の本数が少ないなど、不便なこともありました。
順番に紹介していきます。
ノルウェーに2ヶ月在住して感じた【よかった点】
時間の流れがゆっくりで生活が豊かに感じた
一番良かったと思う点は、“時間の流れがゆっくりだった“ということです。
ノルウェーの人口は北海道と同じくらいということもあり、まず人の数が少ないです。
さらに、基本的にお仕事は15:00で終わることも多く、夕方を自分たちのプライベートにあてる人がたくさんいます。
全体的にみて仕事のストレスや忙しさで追われている人を街で見ることが少ないので、こちらもゆったりとした気分になれます。
さらに、ノルウェーは自然が豊かなことでも有名です。
特に夏は緑が豊かなので、自然に囲まれて時間がゆっくり過ぎるのを体感できます。
これは日本にいても体験できるかもしれませんが、人口の少なさはノルウェーが少ないので、さらにゆっくりとしたひと時を感じやすいと思います。
人々が優しい
海外というと結構グイグイ来る人が多いイメージがあるかもしれません。
実際、私が留学してたオランダでは、比較的明るくて積極的な人が多かった気がします。
しかしノルウェーでは、明るい人ももちろんいますが、比較的日本人と同じような国民性があるように感じました。
控えめで思いやりがあるように感じたのです。
実際、オランダでは体験したことがないことを数回経験しました。
それは、
・デパートなどのトイレでばったり入口ですれ違う時、わざわざドアを開けてくれる
・英語に自信がなく黙り込んでしまう
です。
相手を思いやったり、シャイなところはまさしく日本人と通ずるところがあると思います。
もちろん主語を大きくいう必要はないのですが、2ヶ月間ノルウェーに滞在して出会った人たちには日本から来た者として違和感は特にありませんでした。
ノルウェーに2ヶ月在住して感じた【悪かった点】
ご飯が口に合わない
これは日本で生まれ育ったからこその悩みかもしれません。
やはり醤油・塩系のメニューが多くしかも美味しい日本の料理を食べてきたので、ノルウェーのシンプルなメニューは正直あまり美味しいとは言えませんでした。
それにノルウェーではラム肉やムース肉といったジビエ(狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉屋料理)も結構あるのですが、
獣臭がするので私は少し苦手で、食べる機会はあってもやはり口には合いませんでした。
家ではアジアンスーパーで買ったものを使って日本料理を作るなど、工夫していました。
しかしアジアンスーパーといってもトロンハイムは特にお店、種類があまりないので、みりんひとつを探すのにもとても苦労しました。
物価が高い
言わずもがなノルウェーは物価が高いです。
その分ノルウェーで働いている人たちの給料は日本と比べて高いみたいですが、私はその2ヶ月間は働けなかったし、貯金しかなかったのであまり買い物を楽しむことができませんでした。
それにノルウェー人パートナー曰く、”自分たちにとっても物価は上昇し続けているからキツい”とのことでした。
留学や短期滞在をするのならかなり痛手になりそうですね。
ノルウェーの物価の高さに関してはこちらのブログにも書いているので、どれだけ高いかもっと知りたい方はぜひ読んでみてください。
冬は寒い
当然ですが冬は寒いです。
しかも冬といっても、1年のうち10月〜5月は冬といっていいほど冬は長く、寒い期間が続きます。
最高気温がマイナスを切るということも割と頻繁にあります。
さらに日照時間も日の出が9:30ごろ、日の入りが15:15ごろと短いので、太陽を見る時間も少なく少し気分も憂鬱になってきてしまいます。
やはり天気がいい方が気分も上がりますよね。ノルウェーの冬では日照時間が短い+天気が悪いので、それなりに覚悟をして現地で過ごす必要があります。
夏はそれなりに暑いですし逆に太陽が沈む時間が遅いので、それも新鮮で面白かったりします。笑
時間がゆっくり流れるノルウェー、最高。
日本では食べ物も美味しいし便利なこともあって過ごしやすかった反面、自分も人々も忙しさに追われてたことが多い気がします。
しかしノルウェーでは比較的リラックスしやすい環境で、自分のことを見つめ直す時間がたっぷりあると思いました。
冬の天気は悪く鬱々とした気分にもなりますが、”Hyggelig”というノルウェー語があるように、「部屋の中でほのぼのと過ごす」習慣もあり、日本とはまた違った時間の過ごし方ができます。
しかし、寒い期間が長く、太陽が見えない暗い日が続くノルウェーでいると、日本が恋しくなったりします。
そんな時私の場合は、アジアンスーパーに行ってみたり、Netflixで日本のアニメの番組をみたり、素直に日本にいる家族に電話をかけたりしています。
海外からだと日本の番組やサイトが使えなかったりするので、そんな時はVPNを使ってノルウェーにいながら日本のコンテンツを楽しんでいます。
また、トロンハイムでは『中古家具屋✖️カフェ』という面白いカフェも見つけました。
結論:忙しい現代を生きる日本人にとってノルウェーは安らぎの場所
ノルウェーには優しい人もたくさんいるし、各々の時間を大切にしている文化があります。
仕事を早めに切り上げる企業も多いため、街を見ても全体的にゆるりとした時間が流れているように見受けられます。
特に仕事社会で生きている日本人にとっては、この環境は一周回って不思議に感じるかもしれません。
だからこそ、日々忙しくしている人には一度ノルウェーでのゆるっとした時間を過ごしてみてほしいです。
ノルウェーに行くならエクスペディアがオススメ。
オーロラだけでなくノルウェーのゆるっとした時間も体験しにいきましょう。