ワーホリビザを申請してから現地で住み始めるまでの流れが気になる人もいるのではないでしょうか。
流れがわかっていると、実際に自分が現地に行ってからのことをイメージしやすくなりますよね。
正直、海外で暮らすとき予想外のことは頻繁に起こります。
私の場合、現地で手続きはとっくに終えているものの、20日以上経ってもIDカードは手元にありません。
こういうふうに聞くと、特に初めて海外に住む人は特に、予想外のことが起きると不安に感じるでしょう。
この記事では
・ビザが降りてから実際に現地で手続きをするための3ステップ
・IDカードなしで医者に診てもらったりスマホの契約をしたりする方法
・IDカードが届かない時の対処法
をご紹介します。
リアルタイムで私自身が経験したことを書くので、不安に感じてる人でも参考にしてもらえると幸いです。
しぃちゃん
オランダに4年間留学し、現在はノルウェーに滞在中。創造性を重んじています。
ノルウェー語の学習に情熱を注ぎながらブログを運営中。
このブログではノルウェーのこと、国際恋愛、勉強に役立つツール、モチベーションを高めるためのマインドセットについて発信しています。
noteには日常を書き殴っています。
https://note.com/shizuka_norway
ワーホリビザが降りてからIDカードをゲットするまでの3ステップ
ビザを申請して数ヶ月すると、ビザセンターからお手紙が来ます。
私の場合は10月22日に申請して、12月15日に手紙が届きました。
手紙が来てからやることを3ステップで解説します。
①警察署へ行く予約をする
現地では、到着後7日以内に居住手続きをする必要があります。
ノルウェーでは警察署で手続きをすることになっているので、まずは予約をとります。
2024年5月27日以前に申請して、まだ予約をしていない人は現在オンラインでの予約はできないそうです。警察署に直接問い合わせる必要があります。
私は5月初めに予約をオンラインで取ったので、旧システムで予約をしました。
UDIにログイン→”Go to application”をクリックすると、予約ページに辿り着けたのです。
2024年5月27日以降に予約を取りたい方は、面倒ですが直接警察署へ連絡しましょう。
といっても日本からノルウェーへ国際電話は高い上に不可能な場合もあったりするので、まずはメールを送ってみましょう。
自分が住む予定の地域の警察署を見つけるか、5月以降にビザが降りた方はビザセンターからのお手紙に警察署の名前が書かれているそうなので、確認してみてください。
自分が住む予定の地域の名前+politiet
で各地域の警察署のHPが出るはずです。
警察署の所在地と連絡先が必ず書かれているはずなので、チェックしてメールを送ってみましょう。
もし返信がなくても根気強く返事が来るまで送ってみることが大切です。
1回送っても返事が来ないなんてビザのアポ取りに限らず頻繁にあります。笑
まずは予約を取らなければ始まらないので、メールを送ってみてください。
以前は、予約はその日から1ヶ月後までしか取れませんでしたが、予約方法が変わった今は違うかもしれません。
いずれにせよ、それも含めて警察署へ問い合わせてみることをオススメします。
②警察署へ行く
予約の日になったら、遅れずに警察署へ向かいましょう。
ビルの中には”POLITI”と書かれている看板があるはずなのでそちらに向かいます。
中には受付をするマシーンがあるので、予約番号を入力。
スマホを契約していない状態ではネットに繋がらず、予約番号や予約確認メールを確認できない場合があります。(経験談)
必ず事前に予約番号をメモしておきましょう。
受付が完了すると、番号が書かれたレシートが出てくるので、あとは待ちます。
順番が来るとブースに呼ばれます。
そこでは「なぜノルウェーに来たか」「何をするのか」など、軽く質問があるそうなのですが、私の場合はありませんでした
言われるがままに指紋と写真を撮影して完了。最後にトイレがどこにあるかを聞いて(笑)、笑顔でさよならしました。
かかった時間は5分くらい。
警察署だからと無駄に緊張していましたが、担当の方はかなりフレンドリーだし、待合室にはポップミュージックがかかっていてかなりリラックスした雰囲気で拍子抜けでした。
③20日以内にIDカードが郵送される
あとは滞在先にIDカードが送られてくるはずなので、待つのみです。
ノルウェーでは部屋番号まであまり重視されないらしく、郵便受けに自分の名前を書く(名前シールをはる)ことをオススメされました。
ホテルかシェアハウスに滞在する場合は、家主に相談するなどして必ずIDカードを受け取れるようにしておきましょう。
手続きが終わった後、何か書類をもらったりメールが届いたりすることはありませんでした。
しかし、ここで懸念していたことが起きたのです。
なんと20日以上経ってもIDカードが送られてきません。
2週間ほど経ったあたりに警察署にメールをしたのですが、返事はなく。
いよいよ20日経つ頃にもう一度メールをすると、ようやく返事が来ました。
その返事には、
今日発送したからあと10日くらいで届くはず
といった内容が。
遅すぎる。
さらにその2日後に、手続き完了後に送られるはずだったであろう自動送信っぽいメールが届きました。
IDカードがなければ、銀行の開設や仕事を見つけたり医者になかなか診てもらえなかったりする事態が起こります。
20日と言わず10日くらい経ってもまだ届かなければ、早めに警察署へ問い合わせることをオススメします。
IDカードが届いていない時のシチュエーション別対処法!
もしIDカードがないまま体調が悪くなったり電話番号が必要になったりしたら困りますよね。
実際に私は、現状まだIDカードが届いていません。
手続き完了から23日経ってます。
私の経験に基づいて、シチュエーション別の対処法をご紹介します。
体調が悪く、医者に診てもらいたいとき
ノルウェーは個人個人にかかりつけの医者がつきます。
しかし、それもIDカード、または個人番号がなければ登録することはできません。
もし医者に診てもらう必要がある場合は、”Legevakta”(救急処置室)に行ってみましょう。
ノルウェーの医療サービス形態はこんな感じです。
・Sykehus(病院)・・・大きな怪我や病気をした時。入院や検査が必要な場合など。
・Legevakta(救急処置室)・・・かかりつけ医がオープンするまで待てないほど緊急性がある場合。
・Fastlegen(一般開業医)・・・なんでも診るかかりつけの医者。
Legevaktaは緊急性がある場合のみと聞くと、少し気が引けますよね。
しかしかかりつけ医がまだいない状態でずっと痛みや苦しい思いをするのももちろん嫌だと思うので、医者に診てもらう必要があると判断した場合は勇気を出して近所のLegevaktaへ足を運ぶことをオススメします。
そこで
・ノルウェーに来たすぐでまだIDカードがないこと
・症状
を受付に説明すると、必要があれば予約枠を作ってくれます。
予約はその日のうちに取ってくれるはず。
ここでしっかり症状を説明しないと、必要な薬だけ紹介されたりたらい回しにされたりします。
英語で説明OKです。
私の場合は耳がずっと痛くて熱も出たことがあったのですが、Legevaktaに行った日は痛みはあまりなかったので「耳が聞こえづらい」ことだけを伝えてしまいました。
その結果、間違った薬を薬局で買うことをおすすめされて、最終的には3回ほどLegevaktaへ再度訪問する羽目になりました・・・
結局は病院に行く流れになり、現在回復に向かっています。
日本とはシステムが全く違いますが、落ち着いて対応しましょう。
ノルウェーの病院に関してははこちらで詳しく実体験と共にご紹介しています。
電話番号を取得したいとき
電話番号はノルウェーに来たらひとまず使い捨てSIMを使って取得しましょう。
詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。
注意点として、
・アクティベートに時間がかかる
・支払いがうまくいかない(システムエラー)
・90日間使用しなければ自動的に解約され復活できない
があげられます。
電話番号が開通するまではフリーwifiで凌ぐしかありません。
ノルウェーには電車の中やデパート、病院の中にWIFIがあります。
私は前回ノルウェーに来た際に取得した電話番号が90日以上使用しなかったおかげで自動的に消滅してしまいました・・
なので今回、改めて電話番号を取得する必要があったのですが、一向にアクティベートされないしその間オランダには行かなくちゃいけなかったし・・・
オランダは元々住んでた場所なのもあり、過去に接続してた街中のWIFIと比較的簡単に接続できたので助かりました。
ノルウェーでは電車のチケットを利用するのはスマホが必要ですし、何よりも救急車を呼んだりなど緊急事態が起きた時に電話番号は絶対に必要です。
先ほどご紹介したLegevaktaから病院へ行くときも、病院からの電話を待つ必要がありましたし、電話番号の必要性を強く感じました。
私の場合、幸いにも現地にパートナー(*当時3週間出張中)がいるので彼の電話番号を伝えました。
ノルウェーについたら早めに電話番号は取得しておきましょう。
まとめ
以上、ビザが降りてから現地でIDカードを受け取るまでの流れを3ステップに分けてご紹介しました。
もしIDカードが届かず、体調が悪くなったり電話番号が必要になった場合は、シチュエーション別の対処法も参考にしてもらえると幸いです。
海外で住むのは大変です。
それでもしっかり対処しようとするみなさんはすごいです。
私も自分にそう言い聞かしています(笑)
最低限の手続きがを終えると、あとはノルウェーでの生活を楽しむだけなので頑張っていきましょう!