国際恋愛は言葉の壁や文化の違いなど、なかなかスムーズにいきません。
そんな「難しい」と思われる国際恋愛ですが、一方で自分の成長につながったりもしています。
「国際恋愛をしているけどイマイチ上手くいかない」
「国際恋愛に憧れているけど、大変そう」
そう悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ノルウェー人彼氏と付き合って約2年の私が、
・国際恋愛が難しいとされる理由
・私が外国人の恋人と上手くいってる理由
・国際恋愛をして変わったこと
についてご紹介。
同じく国際恋愛をしている方の参考になれば幸いです。
国際恋愛は難しいと思われる3つの理由
国際恋愛はなぜ難しいと思われるのでしょうか。
私が実際に国際恋愛は難しいと感じた主な理由は以下の3つです。
文化の違いがある
同じ国の者同士ではないからこそ、文化の違いは国際恋愛に大きく関わってきます。
単純に生まれ育った環境が違うというのもありますが、当たり前だと思っているものがお互いに違ったりするので、そこは譲り合ったり理解し合っていくことが大切です。
例えば私の場合、あまり相手に気持ちをストレートに伝えないときがありました。
好きだけど、わざわざそれを伝えるのは恥ずかしいよね。
しかし私が言葉に出して気持ちを伝えないのを、彼は不思議に思ったみたいで不安を打ち明けられました。
オランダで4年間過ごした私としては、どちらかというと良くも悪くも西洋人は気持ちをストレートに伝えるし、アジア人はなかなか直接的に伝えないことが多いです。
”気持ちをストレートに伝える文化”で育ってきた彼に不安を打ち明けられたのをきっかけに
「言わなくてもわかるでしょ」とそれまで私が抱いていた考え方は変わりました、
そしてそれが後に関係をうまく続けていける理由になったのです。
言葉のニュアンスが伝わらない
ニュアンスがうまく伝わらず自分の伝えたいことをイマイチしっかり伝えられない時も、国際恋愛は難しいと感じます。
言葉の壁は国際恋愛において最も注目されているものでしょう。
例えば、普段使う言語だと
・相手が自分の母国語を話す
・自分が相手の母国語を話す
・お互いの母国語ではない言語(英語など)を話す
など、いろんなパターンがあると思います。
恋愛において、言葉でコミュニケーションを取るのは必須中の必須事項。
相手に誤解を与えてしまうので、国際恋愛を楽しむためにも語学力はしっかり磨いておきましょう。
国際恋愛において言葉の壁を打破したい方はこちらの記事もご覧ください。
私とノルウェー人の彼は英語で話をしています。
海外の人とコミュニケーションを取れるようになった私の勉強法についてはこちらを参考にしてください。
いつかは彼の母国語で彼と話がしたいので、
現在日々ノルウェー語に励んでます。
どちらかが自分の国を離れなければならない
もし同棲を始めたり結婚するとなると、どちらかが自分の国を離れることになります。
慣れない環境で知り合いも少ない、頼れるのはパートナーだけという状態から生活がスタートするので、苦労も多くなります。
相手が自分の国へ引っ越してくれる場合は、パートナーのケアも忘れないようにしましょう。
自分の国を離れる=家族や友人と離れ、食べ物や文化も全く違う場所へ身を置く
交通費もかかるので、気軽に自国へ帰ってこられないかもしれません。
国際恋愛には、お互いに自分の国を離れなければならない可能性があるというのを頭に置いておきましょう。
私が外国人の恋人と上手くいってる3つの理由
いろんな壁がある国際恋愛ですが、私は外国人の恋人と順調に関係を続けられています。
その理由を3つご紹介します。
気持ちを言葉にして伝え合う
自分の気持ちを言葉にして相手にしっかり伝えるのは、いい関係を築く方法のひとつです。
先ほど文化の違いについて説明しました。
ちなみに、西洋では日本よりも「具体的に言葉にして伝える」といった文化は根強いです。
例え戸惑うことがあっても、その都度自分の考えを相手に伝えていくと、お互いに理解が深まります。
日本特有の「察してほしい」という気持ちは相手には伝わらないものと考えていいでしょう。
言葉の壁があるとはいえ、自分のできる範囲で言葉にして伝えましょう。
相手も理解しようとしてくれるはずです。
素直になることが一番大事
気持ちを伝えるのは少し恥ずかしいですが、素直になることが関係を良好に長続きさせる一番の方法です。
私のパートナーはこちらが恥ずかしくなるくらい素直で熱い気持ちをいつも伝えてくれます。
喧嘩したときや嫌だなと思ったときも、自分の気持ちを正直に伝えることが大切。
言い方は考えたほうが◎
自分の考えを一方的に押し付けたり期待をせず、こちらも相手の言い分を受け入れてあげましょう。
それで分かり合えないならそこまでの関係だったのかもしれないし、伝えることによって相手が気づいてくれる場合もあります。
お互いに素直になり理解し合うことがいい関係を作る秘訣です。
スキンシップが多い
スキンシップが多いのもカップルが関係をうまく続けるポイントのひとつです。
物理的距離が近いと、心の距離も近く感じるんですよね。
私の経験上、西洋人たちは日本人よりも圧倒的にスキンシップの数が多いです。
例え喧嘩をしたとしても、最後に仲直りのハグをすれば全て解決。
悲しいことがあったり疲れた時もとにかくハグをしています。
カップルはスキンシップが多くて当たり前と思われますが、付き合う期間が長くなってもスキンシップは積極的に取っていけるといいでしょう。
礼儀と気遣いを忘れない
いくら関係が深くなったとしても、礼儀と気遣いは忘れないでおきましょう。
日本にも「親しき中にも礼儀あり」ということわざがありますね。
関係が長くなると、どうしても相手を雑に対応してしまう時があると思います。
しかし恋人関係以前に、自分とパートナーはお互い別々の人間です。
国や人柄関係なく、感謝の気持ちとそれを素直に相手に表すのは常に忘れずにいましょう。
相手を想う心を素直に表すことは、パートナーとの関係を良好に保つための必要事項です。
国際恋愛をして変わったこと
国際恋愛をして私自身が変わったところをご紹介します。
恋愛は人を成長させるものだと思っているので、ポジティブな方向へ前進したことが3つありました。
自己肯定感が上がった
国際恋愛をして、自己肯定感は明らかに上がりました。
女子目線ですが、パートナーからの
「可愛い」
「綺麗だね」
はもちろん自分の自信へとつながりました。
その他にも私が勉強や仕事でつまづいた時は必ず励ましてくれるし、私がこれまで頑張ってきたことを褒めてくれたりもします。
これらは国際恋愛に限ったことではありませんが、パートナーから褒められると誰しも自信がついてきますよね。
お花に毎日ポジティブな言葉をかけると綺麗に咲くのと同じですな。
私が現在お付き合いをしているノルウェー人パートナーはいつも私を受け止めてくれるので、自己肯定感はすごく伸びました。
語学力が身についた
国際恋愛でしか得られないメリットがあります。
それは”語学力が身に付く”です。
相手が日本語を話さない限り、コミュニケーションは英語や他の言語で取らなければなりません。
普段の日常会話から喧嘩をした時など、イヤでも外国語を話すので、語学力は自然と向上しました。
上手く伝わらない時は伝え方を考えながら自分の外国語の語彙力を屈指するしかありませんが、それが英語力向上へと繋がります。
何より「好きな人ともっと会話したい」といった気持ちが英語や外国語を学ぶモチベーションになって、机の上で勉強するよりも何倍ものスピードで語学力が飛躍するのでしょう。
自分の考えを客観的に見えるようになった
自分の考えを素直に言葉に出して相手に伝えることが増えたので、自分がどう考えているのかを客観的に把握できるようになりました。
頭の中を実際に口に出したり書き出したりするのって、自分の中のモヤモヤを整頓するのにとても役立ちます。
私の場合、国際恋愛をする前は相手に対して「察してくれるだろう」と勝手に期待することが多かったです。
しかし、いざ喧嘩になったときにパートナーに意見を求められたときは自分の気持ちすら自分でもよく分からないことは多々ありました。
「自分で自分の気持ちがよく分からない」って
今思うと意味が分からないけど、あったんですよねー。
木暮太一さん著の『すごい言語化』にもこのように書かれています。
自分が考えていることは自分が一番よくわかってると思いきや、じつはそうではありません。
木暮太一『すごい言語化』p31
自分ですらわかっていないことはよくあります。
自分で自分を理解しようとするときも、言葉になければいけません。
この本によると、日本人は特に言語化するのが苦手だそう。
国際恋愛を始めて「察してほしい」はもはや通用しません。
相手に自分の意見を伝える場面が(いやでも)増えたため、私自身の考えを客観的に整理して見つめられるようになりました。
これは国際恋愛をしてついてきたおまけのようなモノですが、大きな収穫です。
まとめ:国際恋愛は難しけど、楽しいし愛が感じられる
国際恋愛は難しいですが、その経験から学ぶこともありますし楽しい瞬間もたくさんあります。
相手を思いやることが何よりも重要なので、素直になって気持ちを伝えていくと順調に関係を深められるでしょう。
国が遠かったり言葉が違ったりしてスムーズに解決しない問題もあります。
しかしお互いを思いやりながら協力していくと、信頼関係も築いて素敵な恋愛に繋げていけます。
こちらの記事では、遠距離恋愛でも良い関係を築いていける方法についてご紹介していますので合わせてご覧ください。